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同志社大学を中心に活動する学生劇団、演劇集団Qの日記
これはこのあたりに住む大学生にて候。
2017年11月12日 (日) | 編集 |

おはようございます。にらソースたっぷり羽生結弦ってイメージの ぴりかぴりらら です。以前には、水たまりに映った三浦春馬とも言われたことがあります。どちらの喩えも、褒めてるのかディスってるのかわからない絶妙なラインが心地いいですね。


さて、昨日と今日は講道館杯の開催日でした。正式名称は講道館杯全日本柔道体重別選手権大会といって、見ての通り「柔道」のプロ(?)大会です。毎年11月ぐらいに開催されていて、高校生から大人まで参加しています。

実は私、中学→高校と柔道部に入っていたんです!この講道館杯は毎年見に行っていて、一流選手の戦いをナマで見られる貴重な機会として楽しみにしてました。わくわく。
やはりすごいなと思うのは、筑波大学1年生の野上廉太郎選手と、国士舘大学1年生の飯田健太郎選手ですね。同学年でここまで活躍しているのは素直に尊敬します。


ところで、今日は奈良に行って来ました。奈良といっても観光ではなく、「能」の授業の校外実習だったのです。能は、奈良の大和猿楽が発展した芸能なので、能のルーツを探りつつ秋の奈良を満喫してきましたよー。

実は私、大学では能楽部にも入っているのです!同志社では観世会、金剛会、宝生会の3流派に加え、狂言もやっています。私はその中の観世会に所属しています。
なので、今回の奈良旅行(?)はテンション上がる場面も多くて、た⤴︎ずねてもー、た⤴︎ずねてもーという感じでしたね。


...何をいっているんだこいつはという感じですね。このテンションの高まり。でも、わかってくれる人はわかってくれると思います。或いは、逆かもしれません。わかってくれる人が決して多数派ではないからこその高揚感って、あると思います。


柔道は、やったことない人が試合を見ていても、何が起きているのかよくわからないと思います。組手から始まって、間合いの取り合い。フェイント...。盛り上がれるのは一本が出た時ぐらいなんじゃないでしょうか。
それに対して、柔道経験者はいろんなところに見所を発見してます。特に引き手とか寝技とか見てて面白いですよね。

スポーツは、観るときにルールを知っていなきゃいけません。また、出場選手の情報を調べておいても面白と思います。
しかし、実際に選手として試合場に入り、ぴりりとした空気を吸ったことがある人は、スポーツの試合をもっと別の視点から見ることができるはずです。自分の中でそのスポーツが身体化されているので、試合場の中の動きを瞬時にトレースできるんです。試合会場まで自分を敷衍できるマジック。
野球の球種を見分けられたり、サッカーのパスの意図を知ることができたら、きっともっと面白いんだろうなと思います。


また、能は上流階級に向けた芸能でしたから、面白く見るために一定の教養を必要としてるんです。なので、能を知らない人から見たら、何言ってるかわからんし 、動き遅いし、全体的に眠い。という感想かもしれません。
例えば、能の独特な「謡い」は、その文面が観客に共有されていることが前提なんです。その上で
「よし、つねの世の夢心」とかいった言葉遊びが成立するんですね。

日本で言ったら能、海外でいったらクラシック音楽や宗教画など、主に上流階級の中で嗜まれてきた芸術は、鑑賞に教養を必要としていると思います。
私はクラシック音楽について詳しくないんですけど、一般的に音楽って何回も聞くことで面白さが倍増してくと思うんですよ。ここで盛り上がる!ここの楽器が素晴らしい!と思うためには、何回も聞いて曲の流れをインプットしておく必要があるんじゃないでしょうか。
つまり、全体の流れを知識として身につけた上で、構造の面白さや、細部に込められた意味、部分の表現の揺らぎなどを感じるという鑑賞の仕方が生まれるのだと思います。


長くなりましたけど、言いたかったことは「知っておく」と「観ること」の関係性です。スポーツにしろ芸術にしろ、「観る」前に「知っておく」ことで、視点は広がり、奥深い楽しみ方をすることができます。

演劇ではどうでしょうか。
役者として舞台に立ったことのある人は、舞台上の演技を自分と比較させ、あるいは動きをトレースすることで、舞台と自分との境界性を曖昧にし、舞台上で時間を過ごすかもしれません。
前に同じストーリーを見たことがある人は、登場人物同士の構造的な立ち位置や、巧みに配置された言葉遊び、演出の意図に気づくかもしれませんね。


気をつけなきゃいけないのは、広がった視野は狭まらないということです。推理小説を読了してしまったら、犯人を推理してドキドキする楽しみを味わえない。知る前には戻れない。世界は変わってしまっている。

そうして見ると「初心忘るべからず。時々の初心忘るべからず。老後の初心忘るべからず。」という言葉が、様々な相貌で我々の前に立ち現れることに気がつきます。


私からは以上ですー。
次は兵庫の歴史系美女、たぷたぷ修羅の道ちゃん、お願いします。
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