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同志社大学を中心に活動する学生劇団、演劇集団Qの日記
数百の夢を見るには短い夜
2018年04月30日 (月) | 編集 |
成仏公演「身毒丸」の演出を担当して頂いたおでこ丸です。
今回の演出意図は“「再現」ではなく「表現」”でした。

再現をしたくないというのはセリフや歌などを新しく変えたりすることではなくただ意味もしらず脚本に書いているものをひたすらやっていくよりは例えその仕方が下手でも自分たちならではの意味を持ってやっていきたい気持ちでした。

原作者が求めたのは見世物の復権だと解釈した私はストーリーを伝えるよりこの劇を上演するその行為自体に意味があると思いました。そこでこの呪術的な劇を神にささげる儀式のようなものにするのはどうかなと思い成仏公演を打つことになりました。
私は自分がしらない話をすることが出来ないと思っています。まだ日本に来て1年、そのような日本の儀式などを見たことがないので母国のものを参考にして舞台を作っていきました。

劇全体的なイメージは韓国のいたこ(ムダン)をモチーフにしました。
音楽も韓国舞楽(日本で言うと神楽ですかね)によく使われてる楽器が入っている音楽を使いました。
舞台は小ホール全体を見世物小屋にするイメージでした。
客席をお互い向き合えるところにおいたのは向こうの客も見世物にみえるようにしたい気持ちでした。
それ以外にもいたこ(ムダン)の舞は決して気持ちよく見れるものではないので今回も不気味な気分を持たせるため様々な工夫をしましたが私の演出経験値の低さで上手く表現できなかった点はとても悔しいと思いました。経験のなさは時間のなさに繋がるということを学びました。

役者さんには神が下りてきている気持ちで動いてもらうように演出をつけました。
その宿った神々を成仏させるのが今回公演の目標でした。
大きい枠を決めてからは基本役者さんの考えで芝居をするようにしましたが工夫が足りなかった部分も少なくなかったので演出として反省しました。


あえてこの作品を持って今を生きている私たちが感じた何か新しいものを表現しようとした今回の経験は自分にとってはとても貴重な時間でありました。例え多くの失敗はありましたが、落ち込むことはないと思いました。次はもっと上手くやりたいと思います。
今後はちゃんと舞台で見せることが出来てこのようなブログを書くことがないようにしたいです。

今回観に来ていただいて本当にありがとうございました。
書いていただいたアンケートも大変参考にしています。
私はとくにOBOGの方々からのコメントがとても嬉しかったです。

船が山に登るのを知って一緒に乗ってくれた座組のみなさんにもお礼を言いたいです。
てっぺんまで行きたかったな。

新歓期間なのにあまり新歓向けの公演にはなっていなかったと思いますが
よかったら今後一緒に舞台作って演劇やりましょう。
お待ちしております。

それでは、成仏公演、ここで終演とさせていただきます。
また、お会いしましょう。

おでこ丸。
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